4坪程度の庭です。隣家の火事が2回もありました。樹木が延焼を防いでくれました。
2階は1階よりは暑いのですが風が通り抜けます。1階は風が通らないのですが不思議と涼しい。葉っぱが熱を吸収しているんでしょうね。
40年間基本的に同じ木々が連携してこの庭を構成しています。毎年、見知らぬ植物が入り込んでいますが、あまり変なのは除去されます。世の中のため息を吸って大きく育ってきました。
アジサイの花も景気が悪い。これからでしょうか。
40年前は虫だけでなく小鳥やカエルなども顔を見せていましたが今は見かけません。猫も見かけなくなりました。
20年前路地向かいのお婆さんが亡くなり、息子夫婦が旧家を取り壊し新築しました。それまであった緑は少なくなりました。それまでそのおばあさんは食べ残しのご飯等を鳥の餌として庭の台の上に毎朝上げているのを見ました。
そんな習慣が小鳥を集めていたのかもしれません。
高齢者の独り暮らしが多い地域ではありましたが、周辺のほかの住人も施設に入所したり亡くなったりして、住居が取り壊されて、アパートやマンションになっています。住環境の変化が動物を寄せ付けないのかもしれません。
人の生活は自然の中にあるはずで、虫もいない小鳥もいないのは一寸寂しいところです。