昨年暮れから宮城県でインフルエンザに罹患したものが多く、他県では見られないくらいの数となった。今年になって全国的に広がっている。九州では高齢者がお亡くなりになった。
インフルエンザワクチン接種を叫んだり、うがいや手洗いの励行などをせよと関係機関は広報している。
チンピラ親父はその行動に大きな誤りがあり考え方が間違っていると思っている。
インフルエンザなど昔からあった。鳥インフルエンザというのは最近の言葉だが、ソ連型だの香港型だのとあったのは事実である。インフルエンザの罹患率が急上昇するのは、人々の生活環境、生活習慣がインフルエンザ罹患に適しているからに他ならない。
部屋が高気密建築となって空気が淀んでいる。空調は温度や湿度管理はしても雑菌などの対策が疎かとなっている。ビルなどは 致命的だ。部屋の中でインフルエンザに罹患したものがいれば、周囲の者も罹患する。フラスコの中で生活しているようなものだから、罹患しないことのほうが不思議なのである。
昔の習慣を思い出せば、朝寒いのに乾布摩擦をしている人や、朝から部屋の戸を開け放って空気の入れ替えをする。掃き掃除拭き掃除をする。これだけで、インフルエンザウイルスがどれだけ激減することか。まして、規則正しい生活と十分な睡眠があったようにも記憶する。
現代人はあまりにも薬剤に頼りすぎているのではないかと怪しむ。医療費は年間6000億位の伸びを示しているが、そのうちのインフルエンザなどによるものはどのくらいを占めるか知らないが、結構な数値となるに違いない。外出後手洗いやうがいは室内にインフルエンザのウイルスがないという仮定の対策である。1日に何回も部屋の空気を外気と入れ替える習慣を身に着けなければ医療費はウナギ昇りになる。社会保障と税の一体改革など高次元の話に聞こえるがチンピラ親父には低次元の話に聞こえてならない。