昔、日本には身分制度があったという。見たわけではないからわからぬが、「士農工商」で武士が偉くて、その次が農民で工人、商人となるらしい。今は国会で商人や工人が大事にされて、農民が続き、武士はもういないから公務員かもしれない。
いつから身分が逆転したかは知らぬ。
「商工会議所」なる団体があるが、名前からすると工人より商人が偉いのだろう。しかし、そんなことを大っぴらに云えばもめるからあまり触れないに違いない。
確かにものつくりをする人は色々なものを作るが、売れなければ食っていけない。だから営業や経理に長けたひとと組んで会社を運営するのだろう。しかし、営業も経理も長けた者がいなくなったかして、売れないようだ。
これは工人が悪いのではなくて商人の商売がへたくそだからに違いない。結局、工人と商人は仲たがいする。すると、商人は飯の種が無くなるから、どこぞの国から安い製品を仕入れて売る。仕入れているうちは良いが、口先だけで商売をするようになる。最終的に詐欺商法やマルチ商法にたどり着く。
農民は米や野菜を作っていたが、政府の減反政策を良いことに米や野菜を作ることを止めて、田んぼを宅地にして売り払い成金となった。元農民の多くは遊び人になった。
武士はちょん髷を切って役人をしていたが、公務員と言う名称になって、試験さえ受かればだれでも採用した。農民も、工人も、商人も。だから今の公務員は遊び人や原子力発電所を壊してしまう者や、天下り先で商売をする商人もどきが増えたのだろう。
天下を取ったバカ殿様は「年貢、年貢」いや「増税、増税」と大騒ぎしている。
「士農工商」の江戸時代のほうが住みよい社会だったに違いない。
松下政経塾とやらを出たお大臣様がたくさんおられるが、松下幸之助さんというのは工人であり商人だから、商工のことしか教えることしかできないはずだ。そこの塾で勉強したという人がお大臣さんになっていること自体間違っているのではないかと怪しんでいる。
日本の国も少し組織替えでもしないといけないのかもしれない。例えば、農務省、工務省、商務省で武士のところは行政省にしておこう。農民は農務省に入省自由で試験なし。だが、他の省にはいけない。商務省なんかも商人であれば入省自由で、他の省にはいけないとか決まりを作ってしまえばいい。基本的に各省独立採算性。行政省は基本的に財源がないから、他省から財源を徴収し運営する。行政組織は単純で分かりやすいほうがいい。
スリムな行政にできないのは、公務員の採用問題から始まっている。もし、日本の農業を発展させたいというものがいるなら安月給で試験なしで採用すればいいだけだ。独立採算性だから、何人雇用しようが、農民が支払う。おのずとルールが確立されるだろう。スリムな行政とはそんなことでもしなければ実現するはずがない。
暴論に夢を膨らませるチンピラ親父は今日は機嫌がいい。いつの間にか300K達成。200Kからわずか3ケ月。諸先輩には及びもつかないが区切りとしてうれしい出来事である。読者諸兄に感謝。拝。