中国の養豚場に薬剤耐性菌 人の感染症に影響も

 

中国・福建省の養豚場。抗生物質の使用によって薬剤耐性菌が広まり、人の健康への懸念が生じている(米ミシガン州立大などの研究チーム提供)

 

 家畜向けの抗生物質の使用によって、中国各地の養豚場で飼われているブタにさまざまな薬剤耐性を持つ細菌などが広まっているとする研究結果を、米ミシガン州立大や中国の研究チームが11日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 周辺の農地の土からも細菌の耐性遺伝子を確認。排せつ物を利用した肥料を通じて広がった可能性がある。チームは「耐性遺伝子が人の病原体に取り込まれて治療が困難な感染症が多発しかねない」と警告。抗生物質の適正使用や監視体制の整備を求めている。中国は世界最大の抗生物質の生産国と消費国。家畜の病気を防ぐ目的で大量の抗生物質が使われているが、明確な規制がないという。(共同)<引用 産経配信


厚生労働省のHPで多剤耐性菌の動向に関する意見交換会の資料を見てみた。

これまでの多剤耐性菌で目につくのは、多剤耐性アシネトバクター、米国34%、ドイツ5.6%、台湾15.18%、中国59.4%、日本0.2%で、多剤耐性緑膿菌は米国4%カナダ5.9%、ヨーロッパ6%、韓国1.8%中国24.7%、日本2.4%である。

 

諸外国ではかなりの出現率なのだが、日本は多剤耐性緑膿菌の2.4%が高く、後はコンマ以下のパーセンテージだ。中国は多剤耐性アシネトバクター59.4%、多剤耐性緑膿菌24.7%となっている。

 

アシネトバクターが複数の抗菌薬に対する耐性を持ったとされる。韓国、中東、米国などの医療機関で治療を受け帰国した患者から見つかっている。統計で使われていた緑膿菌は人の体内に僅かに存在する腸内細菌の一種でそれが抗菌薬に対する耐性を持ったものということになるようだ。そして、これらの菌が院内感染症の原因となる。 

これらの菌は人の体に存在する菌である。しかし、その菌が何らかの原因で常にいる場所から移動したときに問題が出るようだ。

多剤耐性菌は薬剤の使いすぎにより耐性を持つが健康な人は影響を受けない。病気になって免疫力が低下したときに悪さをするらしい。このとき、薬が効かないことになる様だ。

病気にならなければ何ら心配がないが、中国では大気汚染による呼吸器疾患が増えるだろうから、多剤耐性菌により治らない病気に進展する可能性もある。 

また、インフルエンザにおいてもワクチン投与を拒否した者が半数以上の7億人はいる。これらの者がインフルエンザに罹患する可能性があり注意が必要に違いない。

中国人自らが金に目がくらみ起こしていることだから自らの命をなくすのは仕方ないにしても、そうで無い者まで巻き添えで死んではたまったものではない。


中国では東医と西医の2種類の医者が存在する。東医は漢方を処方したり、鍼を打ったりする。或いは、そんな鍼が多剤耐性菌の感染を増やしているのかもしれない。中国の多剤耐性アシネトバクター59.4%、多剤耐性緑膿菌24.7%という数値は異常に見える。 

中国は呼吸器疾患で国が亡びるのではないかと心配している。中国共産党は滅びても人民には罪がない。尖閣諸島をターゲットにする暇があったらスモッグをどうにかするほうが先ではないのかと心配している。お金をいくら稼いでもあの世まで持ってはいけないことを中国人は4000年の歴史で学ばなかったようだ。

日本の課題は多剤耐性菌だけを阻止すれば生き延びることができるに違いない。サーベランスを強化するしかないだろう。日本人は薬を飲むことを止めれば、健康で死ねる。麻生大臣が云いたかったのはそういうことではないのかと怪しんでいる。


 

「天寿を全うする」 という言葉は無為自然に死ぬことではないだろうか。