先日の津波関連のエントリーでSDカードに医療情報(カルテの写し)をコピーして持ち歩けば、災害の際、自分に意識がなくとも医療関係者がデータを見て適切に処置してくれる可能性があるという話を書いた。しかし、時間を経たら、SDカードをただせばICチップでしかない。SDカードを名札に入れたりして持ち歩けば当然前記のように災害に遭っても生きる可能性はあるが、名札を落としたりすれば効果は全く期待できない。そうであるならば、直接人体、例えば皮膚に埋め込む事は可能だろう。

 

すでにペースメーカーなどのように電池込みで埋め込まれている実績がある。ICチップの人体への埋め込みは容易であるに違いない。社会保障番号制や納税番号などと色々な番号の案が検討されてはいるがまだ道半ばである。そのうちICチップ人体埋め込みによる国民総背番号制度が導入されるのではないかと怪しんでいる。

 


 

生活保護受給者の不正受給問題が最近大きく取り上げられている。生活受給対象者本人になりすましていたという事例もある。それは、本人特定が困難な問題があるのだろう。また、所得があるのに偽って不正受給していた者もいた。これは、所得の捕捉が完全でないという税法の欠点だ。

 

政府や有識者は生活保護費の財源に着目して段階的引き下げを行う方向で問題を解決しようとしているが、あまり意味がないだろう。本人確認や所得の捕捉が重要でそれを放置しては何も解決しない。

 

生活保護制度自体は社会保障として必要な制度なのだが、それを悪用する人間が増えてきたところに問題がある。それは、医療費の慢性疾患の患者増加と同根の社会問題に違いない。

 


 

生活保護を受けていたお婆さんと昔、話をしたときがあったが「恥ずかしい」と言っていた。「国民年金が少ないかもしれないが、年金をもらえるなら、生活保護は受給しない」とという。そのお婆さんは年金の受給資格もなく家族縁の薄い人だった。子供たちに頼ればいいと考えていても、子供たちに先立たれてはよりどころがなくなってしまった例だ。

 

ある一定の収入があれば何とかしていくのだろうが、その収入が極端に減り、生活保護レベルより一寸上のために受給できない者が多数存在する。そういう中途半端な収入の時に生活保護費の不正受給をする者がいるのだろう。恥を知らぬ者が権利を主張して受給し始めたということである。

 

確かに、生活保護費は国民年金満額支給よりも多くなる事が昔から指摘はされていたのだが、社会保障と社会福祉は別ものといった事で手を入れてきていない問題でもあったようだ。

 

 

最近はハローワークも色々な種類が出てきているが、求人と求職の関係は「ミスマッチ」という現象で失業状態が続いているという。例えば、水産物加工会社で魚介類を捌く様な仕事があっても、事務職しか経験がない。生臭い魚は嫌いといったことで、就職しないということや、建設業、医療関係、介護関係では有資格者を求めるが、資格のない者が多く採用に至らないなどあるようだ。前者は贅沢ではある。後者は資格を取ってからまたどうぞといったところだ。

 


 

駄文が長くなったが、日本の社会問題は所得補足がいい加減という点なのだ。所得が正確に分からなければ税金を課税できない。とりやすいものからとるという税制を改めるべきなのだ。

 

日本人の体内にICチップでも埋め込んで所得管理を行って貰いたいものだ。お金を使用する際に誰がどこでいくら使ったのかという内容くらいは把握できるはずだ。お札にバーコードでも印刷しておいて、使った人間情報を付加すれば、追跡は可能である。

 

もっとも一番いやがるのは「トウゴウサンピン」のピンの政治家達に違いない。

 

所得補足が厳格になると、生活保護費の不正受給等という問題の発生はなくなる。また、政治と金の問題も明確になってくる。日本の中で不正を行う者があぶり出され、少しは住みよい日本になるのではないかと怪しんでいる。

 

発想がフリーメーソンみたいな感じでいやなのだが、問題を解決する方法としては明確に違いない。