在日の人と同和の人が暴力団に多いのは社会における差別の存在があり、差別によりしいたげられたものがあるからに違いない。先だって産経で山口組の組長のインタビュー記事が載った。この記事を読んでみると、「任侠道」という言葉がしばしば出てくる。日本社会の中における差別を受けているものが組織に入って「任侠道」という行動指針により統括されることによる、いわれなき差別からの解放というものが、暴力団組織の中にあるのではないかと推測する。

 

反社会的な行動を単独で行っている者がチンピラで、そういった者たちが集まったのが愚連隊と呼ばれていた。愚連隊と任侠道ヤクザが喧嘩をして愚連隊を吸収するといった構図もあるし、港湾荷役労働者という肉体労働者を統率する構図もあるだろう。肉体労働者には、在日の人や同和の人も社会の地位的差別から集まったに違いない。いずれ、任侠道を標榜する山口組は単なる暴力団というだけでなく社会で何らかの差別を受けている者を吸収して大きくなった組織なのだろう。その結果、在日3割、同和6割、日本人1割という構成になった。他の暴力団と呼ばれる組織も似たような行動で発展しているに違いない。

 

いわゆる暴力団の表層的問題点は、正規の労働以外のいわゆる、ゆすり、たかり、恐喝、覚せい剤ほかみかじめ料、賭博などの非合法活動による収益と暴力が介在するところなのだろう。

 

暴対法などの規制が暴力団組織存続の危機を招いたのは事実で、組織防衛のために任侠道とは別に、非合法活動の制約を自らが行った。これに反するものを破門という形で脱退させている。実はこのことのほうが、始末が悪い。

 

組織からはみ出たチンピラや愚連隊といった者たちが野放しとなるからだ。今回各都道府県で暴力団排除条例が施行したが、この問題となっている指定暴力団の非合法活動については排除できるかもしれないが、破門となったチンピラの行動が拡散するのではないかと心配する。

 

しかし、このことは暴力団問題の表層流であって、潜流として在日の人と同和の人に対する差別というものが流れている。

 

朝鮮学校無償化問題、従軍慰安婦問題、外国人参政権問題というのは民主党議員の低レベルなスタンドプレーであって在日の人の差別を助長しているだけの話である。

 

在日の人に生活保護を受給させ、生活保護を受給していることから国民年金の保険料を免除し、年金の支給の際は、国庫負担が3分の1から2分の1へ増額した年金を支給する。税金が在日の人へ確実に流れていると指摘しなければならない。

 

取れるところから税を取りましょうというという政府のご都合主義は日本人から税を取り在日の人に給付するというシステムを容認している。こういった部分を根本的に変えなければ差別はなくならないだろう。

 

暴力団とされる山口組の組員の3割が在日の人で6割が同和関係、1割が日本人だという。他の組織では比率が違うらしいが、在日の人が数多く存在しているのは確からしい。

 

暴力団の構成員の半数以上を占める同和の人について考えてみる。平安時代において蝦夷を攻めた坂上田村麻呂とアテルイの戦いがある。蝦夷成敗で朝廷側が勝ち名乗りをあげ蝦夷人を俘囚(捕虜)として京都に連れてきた。この俘囚に動物の皮剥を行わせたり、自分たちの嫌な仕事をさせたりしたのが日本人における差別の原点だと思っている。その流れは脈々と現代へと続いている。これが部落差別問題(=同和問題)に繋がっている。

 

一方、在日の人の問題も太平洋戦争から始まった。炭鉱などでの強制労働をさせるために半島から連れて来られたのだ。敗戦によりこれまで差別を受けていたものがしいたげられた過去の怨念により反社会的行動をしている。しかし、日本人によって強制的に住む場所を移動させられた経緯は平安時代の俘囚となんら異なるところはない。そういった意味では、在日の人の問題と同和問題とは本質が同じなのではないかというところに辿り着く。

 

日本の政治は同和問題と在日問題という大きな二つの差別問題に蓋をしてきたに違いない。

差別を撤廃することが在日の人と同和の人と日本人の間における安定発展に繋がるのではないのかと思う。

 

長い年月を日本人として生きてきた部落民差別の同和問題はいずれ解決することができるだろう。しかし、在日の人の問題はそうはいかない。彼らにはよりどころとなる祖国があるからだ。

 

日本の国民は日本人であることが基本となる。日本の社会に他国人がいて価値観が異なればそれは差別を生むのである。欧米や東南アジアをはじめとする各国の人々が日本に住んでいる。それは、日本のルールに合わせてそれを受け入れているから差別がないのだろう。朝鮮学校などを日本国内に作り在日の人の価値観を日本社会に持ち込み混乱させるなら、よりどころの祖国へ帰えってもらうしかないだろう。

逆に日本のルールに従ってこれからも日本で生活するなら、日本人に帰化すべきなのである。

 

日本には同和問題と在日問題という大きな二つの差別問題に蓋をしては政治などできないに違いない。この二つの差別問題が貧困を生み暴力団勢力を拡大した原因ではないかと考えている。日本が日本として機能するためには差別をなくす政策が必要に違いない。

「在日の人は国に戻るか帰化せよ 」とチンピラ親父は妥当な案を提示する。