福島原発事故が起きてから電力供給が怪しくなり世の中は節電は国民の義務の風潮が跋扈した。

 

電気料金は火力発電に切り替えたからといつの間にやら値上げされ、ちゃっかり再生エネルギー発電の賦課金まで取られている。

 

単身赴任のときに計算したら冷蔵庫の電気量が大半で、ついで電気ポットが電気を食っていた。冷蔵庫はやむなしとして電気ポットを止め、お湯は必要な都度必要な量を小さなヤカンで沸かしコヒーを飲んでいた。これはこれで凌げた。

 

最近は昔ながらの「魔法瓶」を利用している。朝沸かした湯は夜まで冷めずに飲むことができる。電気を使わなくとも十分な保温力である。電気ポットはコンセントを抜くとお湯も出てこない。

 

日本人は「省エネ」という偽善の言葉に快感に酔いしれているようだが、潤沢な電気エネルギーの虜になっているに過ぎないのではないかと怪しんでいる。

 

象印やタイガーの魔法を使えば、「省エネ」という呪縛から解き放たれ、人生の喜びとすばらしさを感じるに違いない。

 

これは魔法使いの極意である。