昨年は義理の父母の体調がすぐれず妻が実家の手伝いに行ったため、子供と2人での正月。お節も自分で作る羽目に陥った。

 

今年は、妻と昨日から正月の買い物。いつも買い物に行っているスーパーは正月が近づいて商品の値段が一気に跳ね上がっていた。先週まで1個98円のレタスは250円になり、きゅうりも4本でこれまた250円。刺身類もメバチマグロが150g程度で1000円を超えている。妻と相談して明日塩釜の市場に買いに行こうと話しがまとまり、生もの以外を仕込んで終わった。

 

そして、今日は塩釜市の仲卸市場で魚類を買い込んできた。まずは数の子1000円也、筋子1000円也、刺身用生えび10尾1000円也。案の定、値段は破格であった。

 

本マグロ350gくらいだろうか4000円の値札が付いていた。一寸高い。その脇でお姉さんが本マグロをさばいている。今捌いているのはお客からの注文でしばらくかかるというので、市場内を半周して戻ってきたらまだ捌いている。妻が横から「欲しいんですが」と声を掛けたら、「いいよ」の返事。腹から尻尾のちょうど中間辺りをゲット。350gの切り身を1700円だったので思わず2つ注文。他にミンク鯨のブロック、汐うに1瓶、その他含めて合計12000円也。

 

大トロ混じりの本マグロが3400円。当たらない年末ジャンボ宝くじより大満足の買い物であった。

 

震災前はお節を1人前10000円も出して取り寄せていたが、見栄えだけよくて中味がたいしたことがない。そこで、昔に戻ってひと手間かけようというのが昨年あたりからはじめた我が家の正月。

 

 

先日数年ぶりに庭木の手入れをした。庭木の枯葉が堆積して腐葉土になり、庭の木々が生い茂りいつの間にか松の木も背が高くなっていた。

 

松の枝をいつもはスーパーなどで買ってくるのだが、今回の正月用の松は庭の松の木を使うことにしていたので、今日若い枝を鋸で切った。松の木もちょうど年末の散髪である。

 

 

これで新年正月の準備の材料は揃った。明日から正月のしつらえをはじめる。

 

火鉢で炭を熾し湯を沸かし、和服に着替えて酒を飲む。正月だけでも昔の日本人のような生活をしたい。

 

昔といっても、いつの時代まで遡るかが問題だが、中華人民共和国や大韓民国などない時代であることは確かだ。もともとなかった国があるのが不思議で、もうすぐ散ろうとしている。今年はなかったも同然の夢まぼろしの国に振り回され過ぎた。

 

和洋折衷の明治時代あたりがいいのかもしれない。新しい息吹の音を聞きながら2014年の日本が平穏無事であることを祈り拝み念じる正月としたいものだ。